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就職活動の全体像

まずは、就職活動の全体像をチェックしよう。

〈 就職活動の全体像 〉

① 性格テスト

選考の最初のステップ。早い段階で慣れておきましょう。

② 自己分析

自己分析は「何がしたいか」の就活の軸へとつながります。

③ 自己PR
ガクチカ(学生時代の活動)

素直な心で自分の強みを書きましょう。

④ 履歴書・エントリーシート

「数撃ちゃ当たる」ではなく1社ごとに最適なものを作成することが大切です。

⑤ 業界研究・企業研究

知らないことを知ることで新たな就活の軸が生まれることもあります。

⑥ オープン・カンパニー、
インターンシップ

大学生の早い段階からオープン・カンパニー、キャリア教育が始まります。
高学年からはインターンシップに積極的に参加しましょう。

⑦ 会社説明会

説明を聞くだけもあり、話をする場合もあります。
何か話す必要のある時は、堂々と話ができるようにしておきましょう。

⑧ WEBテスト
(SPI対策・玉手箱対策)

性格テストと試験問題があります。

⑨ グループワーク

チームで作業する中で様々な能力を企業が見ています。

⑩ 面接練習

練習の努力の時間が自信を生みます。

※ 選考スケジュールは企業により異なります。「知らない間に志望企業の選考が終わっていた」ということの無いよう に注意しましょう。最近は、通年採用を実施する大手企業も増えてきたので、志望する業界や企業の選考スケジュー ルの動向を注視するようにしましょう。

①性格テスト

選考の最初のステップ。
早い段階で慣れておきましょう。

性格テストは企業が学生のパーソナリティを把握するための心理検査で、選考の早い段階で実施するものです。結果は学生の性格の特徴の他にどんな職務や職場環境に適応しやすいかが数値として算出されます。テストによって異なりますが、出題数の多いものもあるので、まずは時間内に回答しきることが大事です。ある程度の準備が必要なので、大学生の早い段階で慣れておきましょう。ネットで検索してツールを探したり、書店で問題集を購入してみるのが良いです。質問項目の中には、学生が嘘をついていないかを調べるものも含まれますので、正直な気持ちで臨むのが一番です。

②自己分析

自己分析は「何がしたいか」の就活の軸へとつながります。

自己分析は就活の重要な段階のひとつです。自分の過去の出来事や経験を振り返って、自分の強みや興味、特徴を具体的に導き出します。そこから自分が将来何をしたいのかが見えてきて、「就活をする上での基準」つまり「就活の軸」となります。この工程をしっかりと行うことで、具体的でオリジナリティのある自己PRの作成へと繋がります。就活では自分を全く知らない人に対して短時間で自分の考えや個性を伝える必要がありますので、ここで得たものはきちんとまとめ、理解しておきましょう。就活をしていく中で考えが変わることもあるので、いつでもアップデートできるようにしておくことも重要です。

③自己PR  ガクチカ(学生時代の活動)

素直な心で自分の強みを書きましょう。

自己PRとは、「自分自身の強み」と「入社後、どのように活躍するか」などの個性を企業が判断するための大切な要素です。背伸びして書く必要は無く、書き方の工夫次第で効果的な自己PRを生み出すことが可能です。しっかりと準備しておけば大きな武器になります。大事なのは前項にもある自己分析です。客観的な視点で自己分析を行うことで自分のPR部分を掘り出し、他の人には書けないオリジナリティのあるものを作成しましょう。企業に合わせて書いてしまうと薄い内容になってしまうので、ここではオリジナリティを意識して書いた方が良いです。ネットなどでは例文が紹介されていたりもしますが、あくまで参考にする程度にとどめましょう。

④履歴書・エントリーシート

「数撃ちゃ当たる」ではなく1社ごとに最適なものを作成することが大切です。

エントリーシートとは「自分を企業にアピールするための書類」です。経歴・スキル以外も記載する点で履歴書と異なります。略してESとも呼ばれます。インターンシップや採用選考の最初のステップとして多くの企業が設けています。企業は志望者全員と面接することはできませんので、選別するための足切りとも言われています。志望動機・自己PRなどのオーソドックスな質問から、会社独自の質問まで多様なものがあります。ここを突破しないと面接に辿り着けないことも多いので、入念に準備して臨みましょう。「この人に会いたい」と企業に思わせるのが目標です。

⑤業界研究・企業研究

知らないことを知ることで新たな就活の軸が生まれることもあります。

業界研究は就活の上で大切な工程のひとつです。業界とは、事業内容を基に企業を分類したものです。業界研究をすることで、既知・未知を問わず、世の中にある業界の種類や特徴を知れ、自分が行きたいと思う業界を見つけることができます。その、一連の中で新たに自分の「就活の軸」を見つけることもあります。ある程度志望業界が絞り込めると、次は企業研究です。企業研究で大切なことは企業の特徴を理解し、自分との相性を見極めることです。これは選考を突破する重要な要素になります。企業研究では業界研究よりも視点を深くしていきます。業界内での位置付けを調べたり、特徴の更なる掘り下げなど、詳しく調べてみましょう。これを行うことで志望動機を具体化しやすくなります。

⑥オープン・カンパニー、インターンシップ

大学生の早い段階からオープン・カンパニー、キャリア教育が始まります。高学年からはインターンシップに積極的に参加しましょう。

オープン・カンパニー、キャリア教育は年次不問、比較的低学年向けの就活イベントです。就業体験は基本的に無く、単日~数日で終わるものがほとんどです。インターンシップはある程度の期間、学生が実際に企業で仕事体験をする制度のことです。就業体験の有無や開催日数などでここは区別されます。開催期間やプログラムは企業によって異なるので、自分に合ったものを選択しましょう。ある程度長期間となるインターンシップでは、学生と企業がお互いを知ることができますので、会話、質疑応答ができるようにしておくことが大事です。学生が企業の人とリラックスして話をすることは、最初はできないのが普通ですので、練習しておきましょう。また、企業はインターンシップ中に学生の評価材料を得て選考に使用することもありますので、機会を逃さないためにも積極的に参加しておきましょう。

⑦会社説明会 

説明を聞くだけもあり、話をする場合もあります。
何か話す必要のある時は、堂々と話ができるようにしておきましょう。

会社説明会は大きく分けて合同企業説明会(合説)と単独の会社説明会の2つがあります。参加社数が一番の違いで、両方において企業は事業内容や規模、理念など、名前の通り企業の説明を行います。合説では、興味のある企業を効率よく回れるように事前に会場マップを把握しておきましょう。単独の会社説明会では事前予約が必要であることが多いので、参加する際は概要をチェックしておきましょう。ここも学生と企業がお互いを知る場所です。何か話す必要のある時は、堂々と話ができるようにしておきましょう。企業によっては会社説明会への参加を選考の必須条件にしているところもありますので、注意して調べましょう。

⑧ WEBテスト(SPI対策・玉手箱対策)

性格テストと試験問題があります。

WEBテストとは企業が学生の能力や性格などを測定し、面接に進む人の数を絞るためのものです。性格テストと試験問題の2種類があります。
1,性格テスト
嘘を書くことはないですが、ポジティブな気持ちで書くことをお勧めします。
2,試験問題
これは練習あるのみです。難しいというより、練習が重要です。ここを通らない限り、面接にはいけません。近年ではインターンシップの参加にもWEBテストを課す企業も増えています。大切なステップですので、出来れば就活が忙しくなる前から準備をしておきたいものです。

⑨ グループワーク

チームで作業する中で様々な能力を企業が見ています。

グループワークとは、選考で用いられるグループでの議論を通して成果物を作成したり、プレゼンを行ったりすることです。企業によっては「グループディスカッション」などと呼ぶことがありますが、明確な違いはありません。最終の成果物に目がいきがちですが、大事なのは過程で、そちらに評価の比重が置かれているのを意識しておくことが大事です。割り振られたチームで行うのが一般的で、作業型・課題解決型などの種類があり、企業は学生の論理的思考力やコミュニケーション力、積極性、協調性などをチェックしていることが多いです。企業がどんな人を採用したいかを調べ、自身の立ち位置を決めて参加するようにしましょう。

⑩ 面接練習

練習の努力の時間が自信を生みます。

面接は学生の資質や意欲、コミュニケ―ション能力を確認する場です。初期の選考が足切りの選考であるとするならば、面接は通過させるための確認の場であると言えます。企業は「この人と仕事をしたい」「入社すれば活躍しそうだ」という視点で学生を判断するため、自己PRを整理し、淀みなく話せるようになりたいものです。自己PRや、よくある質問への回答の練習をしましょう。努力すれば自信にあふれた対応ができます。面接の流れや想定される質問を紹介している本やサイトはたくさんありますので、自分で調べたり、分からないことは大学のキャリアセンターに相談しましょう。